2020年10月
※本資料は神奈川県農業技術センターで作成された病害虫情報をベースに作成されました。そのため、当社では取扱のない商品もございますが、対外品のご案内ができますのでお問い合わせお願いいたします。
[防除要否] ◎:追加防除が必要 ○:通常防除 △:必要に応じて防除 ×:防除の必要なし
[使用時期] 「収穫*日前まで」を「*日」に、「収穫前日まで」を「前日」に省略
【 水 稲 】
縞葉枯病
発生予想(平年比):-
防除要否:-
使用する薬剤例:-
スクミリンゴガイ
発生予想(平年比):-
防除要否:-
使用する薬剤例:-
【 カンキツ 】
ミカンハダニ
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
◦ダニサラバフロアブル [前日,2回] 1,000~2,000倍
◦オマイト水和剤
-みかん:[7日,2回] 750倍
-みかんを除くかんきつ:[14日,2回] 750倍
カメムシ類
発生予想(平年比):並
防除要否:△
使用する薬剤例:アルバリン又はスタークル顆粒水溶剤 [前日,3回] 2,000倍
❖新世代成虫が山林から離脱する可能性があり、今後の発生に注意する。
【 ナ シ 】
黒星病
発生予想(平年比):やや少
防除要否:○
使用する薬剤例:
◦オキシラン水和剤 [3日,9回] 500~600倍
☞ オキシラン水和剤は混合剤。総使用回数に注意する。
❖休眠芽への感染時期になるので、防除を徹底する。
【 カ キ 】
【抑制トマト】
葉かび病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
◦(予)インプレッションクリア [発病前~発病初期,-]
うどんこ病:1,000~2,000倍、葉かび病:1,000倍
うどんこ病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
◦(予・治) カンタスドライフロアブル [前日,3回]
葉かび病:1,000~1,500倍
❖葉かび病の抵抗性品種を使用している場合でも、その抵抗性を無効化させないために、ほ場内の菌密度上昇を防ぐ薬剤防除は必要。
アブラムシ類
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
◦ベストガード水溶剤 [前日,3回] 1,000~2,000倍
◦エコピタ液剤 [前日,-] アブラムシ類:100倍
コナジラミ類 (タバココナジラミ)
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
◦ディアナSC[前日,2回] 2,500倍
◦グレーシア乳剤 [前日,2回] 2,000倍
◦マッチ乳剤 [前日,4回] 2,000倍
◦エコピタ液剤 [前日,-] 100~200倍
アザミウマ類
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
◦ディアナSC[前日,2回] 2,500~5,000倍
◦グレーシア乳剤 [前日,2回] 2,000倍
◦マッチ乳剤 [前日,4回] ミカンキイロアザミウマ:1,000~2,000倍
❖ ウイルス病の感染を防ぐためにも害虫の防除が重要。
❖ 施設開口部(出入口、天窓等)には、目合い0.4㎜以下の防虫ネッ トを展張し、害虫の侵入防止に努める。なお、赤色防虫ネット(クロスレッド)はより高い防虫効果が期待できる。
❖ 施設内外の雑草は、害虫の発生・増殖源になるため、除草を徹底する。
❖ 黄色・青色粘着板を設置し、害虫の発生消長を把握する。
❖ ウイルス病発病株は抜き取り、施設外に持ち出し、土中に埋めるなど適切に処分する。
【促成イチゴ】
うどんこ病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
◦(予)タフパール [発病前~発病初期,-] 2,000~4,000倍
◦(予) インプレッションクリア [発病前~発病初期,-] 1,000~2,000倍
◦(予) サンヨール [前日,6回] 500~1,000倍
◦(治) カリグリーン [前日,-] 800~1,000倍
◦(予・治)モレスタン水和剤 [前日,2回] 3,000~4,000倍
◦(予・治)プロパティフロアブル [前日,3回] 3,000~4,000倍
◦(予・治)ポリオキシンAL水和剤 [収穫開始14日,3回] 1,000倍
アブラムシ類
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
◦サンクリスタル乳剤 [前日,-] 300倍
◦モスピラン顆粒水溶剤 [前日,2回] 2,000~4,000倍
アザミウマ類
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
◦マッチ乳剤 [前日,4回] 1,000~2,000倍
◦モスピラン顆粒水溶剤 [前日,2回]
ハスモンヨトウ
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
◦マッチ乳剤 [前日,4回] 3,000倍
◦ディアナSC [前日,2回]2,500~5,000倍
ハダニ類
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
◦コロマイト水和剤 [前日,2回] 2,000倍
【ネ ギ】
さび病
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
◦(予・治) アミスター20フロアブル [3日,4回] 2,000倍
◦(予・治) サプロール乳剤 [前日,5回] 800~1,000倍
◦(予・治) ハチハチ乳剤 [7日,2回] 1,000倍
黒斑病
発生予想(平年比):やや少
防除要否:○
使用する薬剤例:
◦(予・治) ロブラール水和剤 [14日,3回] 1,000~1,500倍
❖ 発生初期の防除を徹底する。
❖薬液をはじきやすいため、水溶剤や水和剤には展着剤を加用し、薬液が十分付着するように散布する。
ネギアザミウマ
発生予想(平年比):やや少
防除要否:○
使用する薬剤例:
◦ダントツ粒剤 [3日,4回:株元散布] ネギアザミウマ:3~6kg/10a
◦スピノエース顆粒水和剤 [3日,3回] 2,500~5,000倍
シロイチモジヨトウ
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
◦スピノエース顆粒水和剤 [3日,3回] 5,000倍
◦ハチハチ乳剤 [7日,2回] 1,000倍
◦カスケード乳剤 [14日,3回] 4,000倍
◦プレバソンフロアブル5 [3日,3回] 2,000倍
【キャベツ】
黒腐病
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予)Zボルドー [-,-] 500倍
(予)ヨネポン水和剤 [7日,5回] 500倍
(予・治) カセット水和剤 [7日,3回] 1,000倍
❖ 強い降雨の後には、予防散布を行う。
❖ Zボルドーで薬害が懸念される場合は、クレフノン(100~200倍) を加用する。但し、汚れをおこすため収穫間際の使用は控える。
菌核病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予・治)アミスター20フロアブル [7日,4回] 2,000倍
(予・治)トップジンM水和剤 [3日,2回] 1,000~1,500倍
コナガ
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
アファームエクセラ顆粒水和剤 [7日,3回] 1,000~1,500倍
☞ アファームエクセラは混合剤。総使用回数に注意する。
トルネードエースDF [7日,2回] 1,000~2,000倍
ハスモンヨトウ
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
アファームエクセラ顆粒水和剤 [7日,3回] 1,000~1,500倍
トルネードエースDF [7日,2回] 2,000倍
オオタバコガ
発生予想(平年比):やや少
防除要否:○
使用する薬剤例:
カスケード乳剤 [7日,2回] 2,000~4,000倍
ネギアザミウマ
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
ハチハチ乳剤 [14日,2回]1,000倍
アファームエクセラ顆粒水和剤 [7日,3回] 1,000倍
アブラムシ類
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
ハチハチ乳剤 [14日,2回] 1,000~2,000倍
【ダイコン】
白さび病(ワッカ症)
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) ヨネポン水和剤 [7日,4回]白さび病:500倍
(予・治) ピシロックフロアブル [前日,2回] 1,000倍
アブラムシ類
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
ハチハチ乳剤 [30日,1回] 2,000倍
モスピラン顆粒水溶剤 [14日,1回] 2,000~4,000倍
ハイマダラノメイガ
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
アファームエクセラ顆粒水和剤 [14日,3回] 1,500倍
☞ アファームエクセラは混合剤。総使用回数に注意する。
エスマルクDF [発生初期(但し、前日),-] 1,000倍