2021年8月
本資料は神奈川県農業技術センターで作成された病害虫情報をベースに作成されました。
[防除要否] ◎:追加防除が必要 ○:通常防除 △:必要に応じて防除 ×:防除の必要なし
[使用時期] 「収穫*日前まで」を「*日」に、「収穫前日まで」を「前日」に省略
【 水 稲 】
いもち病 (穂いもち)
発生予想(平年比):並
防除要否:△
使用する薬剤例:
(予・治) コラトップ粒剤5 [出穂30日前~5日前,2回] 3~4kg/10a
(予・治) ブラシンフロアブル [7日,2回] 1,000倍 等
紋枯病
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予・治) リンバー粒剤 [30日,2回] 3~4kg/10a
(予・治) モンカット粒剤 [出穂30~10日前(但し、14日),3回] 3~4kg/10a
斑点米カメムシ類
発生予想(平年比):並
防除要否:△
使用する薬剤例:
アルバリン 又は スタークル粒剤 [7日,3回] 3kg/10a
エミリアフロアブル [7日,2回] カメムシ類、ウンカ類、ツマグロヨコバイ:1,000倍
キラップ粒剤 [14日,2回] カメムシ類、ウンカ類:3kg/10a
ヒメトビウンカ
発生予想(平年比):やや少
防除要否:△
使用する薬剤例:
アルバリン 又は スタークル粒剤 [7日,3回] 3kg/10a
エミリアフロアブル [7日,2回] カメムシ類、ウンカ類、ツマグロヨコバイ:1,000倍
キラップ粒剤 [14日,2回] カメムシ類、ウンカ類:3kg/10a
セジロウンカ
発生予想(平年比):やや少
防除要否:△
使用する薬剤例:
アルバリン 又は スタークル粒剤 [7日,3回] 3kg/10a
エミリアフロアブル [7日,2回] カメムシ類、ウンカ類、ツマグロヨコバイ:1,000倍
キラップ粒剤 [14日,2回] カメムシ類、ウンカ類:3kg/10a
トビイロウンカ
発生予想(平年比):多
防除要否:△
使用する薬剤例:
アルバリン 又は スタークル粒剤 [7日,3回] 3kg/10a
エミリアフロアブル [7日,2回] カメムシ類、ウンカ類、ツマグロヨコバイ:1,000倍
キラップ粒剤 [14日,2回] カメムシ類、ウンカ類:3kg/10a
ツマグロヨコバイ
発生予想(平年比):並
防除要否:△
使用する薬剤例:
アルバリン 又は スタークル粒剤 [7日,3回] 3kg/10a
エミリアフロアブル [7日,2回] カメムシ類、ウンカ類、ツマグロヨコバイ:1,000倍
キラップ粒剤 [14日,2回] カメムシ類、ウンカ類:3kg/10a
ニカメイチュウ
発生予想(平年比):並
防除要否:△
使用する薬剤例:
アルバリン 又は スタークル粒剤 [7日,3回] 3kg/10a
エミリアフロアブル [7日,2回] カメムシ類、ウンカ類、ツマグロヨコバイ:1,000倍
キラップ粒剤 [14日,2回] カメムシ類、ウンカ類:3kg/10a
【 カンキツ 】
黒点病
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) ジマンダイセン水和剤 又は ペンコゼブ水和剤
みかん:[30日,4回] 400~800倍
みかんを除くかんきつ:[90日,4回] 600~800倍 等
かいよう病 (中晩柑類)
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) コサイド3000 [生育期,-] 2,000倍 + クレフノン [-,-] 200倍
(予・治) カスミンボルドー 又は カッパーシン水和剤
みかん:[7日,5回] 1,000倍
みかんを除くかんきつ:[45日,5回] 1,000倍 + クレフノン [-,-] 200倍 等
ミカンハダニ
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
ダブルフェースフロアブル [前日,1回] 2,000~3,000倍 等
ミカンサビダニ
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
ダブルフェースフロアブル [前日,1回] 2,000~3,000倍 等
チャノキイロアザミウマ
発生予想(平年比):並
防除要否:△
使用する薬剤例:
アルバリン 又は スタークル顆粒水溶剤 [前日,3回]1,000~2,000倍
【 ナ シ 】
うどんこ病
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予・治) オーシャイン水和剤 [前日,5回] 3,000倍
シンクイムシ類
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
アクタラ顆粒水溶剤 [前日,3回] 2,000倍
スカウトフロアブル [前日,5回] シンクイムシ類:2,000倍、カメムシ類:1,500倍
フェニックスフロアブル[前日,2回] シンクイムシ類:4,000倍
カメムシ類
発生予想(平年比):並
防除要否:△
使用する薬剤例:
アクタラ顆粒水溶剤 [前日,3回] 2,000倍
スカウトフロアブル [前日,5回] シンクイムシ類:2,000倍、カメムシ類:1,500倍
フェニックスフロアブル[前日,2回] シンクイムシ類:4,000倍
ハダニ類
発生予想(平年比):やや少
防除要否:○
使用する薬剤例:
マイトコーネフロアブル [前日,1回] 1,000~1,500倍
【 ブドウ】
べと病
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) Zボルドー [-,-] 500~800倍 + クレフノン [-,-] 100倍 等
【 カ キ 】
うどんこ病
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予・治) アミスター10フロアブル [7日,3回] 1,000倍
(予・治) トップジンM水和剤 [前日,6回] 1,000~1,500倍
(予・治) ベルクート水和剤 [14日,3回] 1,000~1,500倍 等
カキノヘタムシガ
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
ダントツ水溶剤 [7日,3回] 2,000~4,000倍
アルバリン 又は スタークル顆粒水溶剤 [前日,3回] 2,000倍
フェニックスフロアブル [7日,2回] カキノヘタムシガ:4,000倍 等
カメムシ類
発生予想(平年比):並
防除要否:△
使用する薬剤例:
ダントツ水溶剤 [7日,3回] 2,000~4,000倍
アルバリン 又は スタークル顆粒水溶剤 [前日,3回] 2,000倍
フェニックスフロアブル [7日,2回] カキノヘタムシガ:4,000倍 等
【 チ ャ 】
ハマキムシ類 (チャハマキ 、チャノコカクモ ンハマキ )
発生予想(平年比):やや少
防除要否:○
使用する薬剤例:
ファルコンフロアブル[7日,2回] チャハマキ:4,000倍、 チャノコカクモンハマキ:4,000~8,000倍
フェニックスフロアブル [7日,1回] 2,000倍
【抑制トマト】
コナジラミ類 (タバココナジラミ )
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
【育苗期:粒剤施用】
ベストガード粒剤 [育苗期,1回:株元処理] コナジラミ類:1~2g/株
アルバリン 又は スタークル粒剤 [育苗期,1回:株元散布] コナジラミ類:1~2g/株
【育苗期後半~定植時:粒剤施用または灌注】
プリロッソ粒剤 [育苗期後半~定植時,1回:株元散布] 2g/株
又は、ベリマークSC[育苗期後半~定植当日,1回:灌注] 原液25mlを10~20Lに希釈/400株
【育苗期:散布】
ディアナSC [前日,2回] アザミウマ類:2,500~5,000倍、コナジラミ類:2,500倍 ファインセーブフロアブル [前日,3回]
アザミウマ類、タバココナジラミ類(シルバーリーフコナジラミを含む):1,000~2,000倍
【定植時:土壌施用】
モスピラン粒剤 [定植前日~定植当日,1回:株元散布] コナジラミ類:1g/株
アザミウマ類
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
【定植後:散布】 ベストガード水溶剤 [前日,3回] 1,000~2,000倍
マッチ乳剤 [前日,4回]
【抑制キュウリ】
べと病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) ダコニール1000 [前日,8回] 1,000倍
(予) インプレッションクリア [発病前~発病初期,-] うどんこ病:1,000~2,000倍
(予) ボタニガードES [発病前~発病初期,-] うどんこ病:1,000倍
(予・治) プロポーズ顆粒水和剤 [前日,3回] うどんこ病:1,000倍、べと病:1,000~1,500倍
(予・治) ランマンフロアブル [前日,4回] べと病:1,000~2,000倍
(予・治) ダイマジン [前日,3回] うどんこ病:1,500倍 等
うどんこ病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) ダコニール1000 [前日,8回] 1,000倍
(予) インプレッションクリア [発病前~発病初期,-] うどんこ病:1,000~2,000倍
(予) ボタニガードES [発病前~発病初期,-] うどんこ病:1,000倍
(予・治) プロポーズ顆粒水和剤 [前日,3回] うどんこ病:1,000倍、べと病:1,000~1,500倍
(予・治) ランマンフロアブル [前日,4回] べと病:1,000~2,000倍
(予・治) ダイマジン [前日,3回] うどんこ病:1,500倍 等
アブラムシ類 、コナジラミ類 (タバココナジラミ 、オンシツコナジラミ )、アザミウマ類 (ミナミキイロ アザミウマ )
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
【育苗期:株元施用】
ベストガード粒剤 [育苗期,1回:株元処理] アブラムシ類、コナジラミ類:1g/株
アルバリン 又は スタークル粒剤 [育苗期,1回:株元散布] アブラムシ類:1g/株、コナジラミ類:1~2g/株
【育苗期後半~定植時:粒剤施用または灌注】
プリロッソ粒剤 [育苗期後半~定植時,1回:株元散布] 2g/株
又は、ベリマークSC[育苗期後半~定植当日,1回:灌注]
コナジラミ類、アザミウマ類: 原液25mlを10~20Lに希釈/400株
アブラムシ類:原液25mlを2~20Lに希釈/400株
【定植時:粒剤施用】
アドマイヤー1粒剤 [定植時,1回] アブラムシ類、アザミウマ類:[植穴又は株元土壌混和] 1~2g/株 コナジラミ類:[植穴土壌混和] 2g/株
ダントツ粒剤 [定植時,1回:植穴処理土壌混和] アブラムシ類、コナジラミ類:1~2g/株 ミナミキイロアザミウマ:2g/株
【育苗期~定植後:散布】
グレーシア乳剤 [前日,2回] コナジラミ類、アザミウマ類:2,000倍
ボタニガードES [発生初期,-] アブラムシ類:1,000倍 コナジラミ類:500倍、アザミウマ類:500~1,000倍
アクタラ顆粒水溶剤 [前日,3回] アブラムシ類、コナジラミ類:3,000倍 ミカンキイロアザミウマ:2,000倍
【イチゴ】
炭疽病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
【育苗期】
(予) タフパール [育苗期~前日,-] 2,000~4,000倍
(予) アントラコール顆粒水和剤 [仮植栽培期,6回] 500倍
(予) キノンドーフロアブル [育苗期,3回] 500~800倍
(予・治) ベルクートフロアブル [育苗期(定植前),5回] 1,000倍
(予・治) シグナムWDG [前日,2回] 2,000倍
【育苗期:土壌灌注】
(予) フロンサイドSC [育苗期,1回:灌注] 1,000倍、50ml/株 等
うどんこ病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
【育苗期】
(予) タフパール [発病前~発病初期,-] 2,000~4,000倍
(予) サンヨール [前日,6回] 500~1,000倍
(治) カリグリーン [前日,-] 800~1,000倍
(予・治) スコア顆粒水和剤 [前日,3回] 2,000倍
(予・治) ベルクートフロアブル [育苗期(定植前),5回] 1,000倍
(予・治) シグナムWDG [前日,2回] 2,000倍 等
ハダニ類 (チャノホコリダニ 、シクラメンホコリダニ )
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
サンマイトフロアブル [収穫開始3日前,1回] 1,000~1,500倍
バロックフロアブル [前日,1回] ハダニ類:2,000倍
エコピタ液剤 [前日,-] ハダニ類:100倍
サンクリスタル乳剤 [前日,-] ハダニ類:300~600倍 等
ハスモンヨトウ
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
トルネードエースDF [前日,2回] 2,000倍
アファーム乳剤 [前日,2回] 2,000倍
プレバソンフロアブル5 [前日,2回] 2,000倍 等
【ナ ス】
うどんこ病
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予・治) パンチョTF顆粒水和剤[前日,2回] 2,000倍
(予・治) ポリベリン水和剤 [前日,3回] 1,000倍
(予・治) ショウチノスケフロアブル[前日,2回] 2,000倍
アザミウマ類 (ミナミキイロ アザミウマ 、ミカンキイロ アザミウマ )
発生予想(平年比):並 、多
防除要否:○、○
使用する薬剤例:
グレーシア乳剤 [前日,2回] 2,000倍
ディアナSC[前日,2回] 2,500~5,000倍
ダントツ水溶剤 [前日,3回] ミナミキイロアザミウマ:2,000~4,000倍
オオタバコガ
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
ディアナSC[前日,2回] 2,500~5,000倍
フェニックス顆粒水和剤 [前日,3回] 2,000~4,000倍 等
ハダニ類
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
スターマイトフロアブル [前日,1回] 2,000倍
モベントフロアブル [前日,3回] 2,000倍 等
チャノホコリダニ
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
スターマイトフロアブル [前日,1回] 2,000倍
モベントフロアブル [前日,3回] 2,000倍 等
【ネ ギ】
黒斑病 、さび病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) ジマンダイセン水和剤 又は ペンコゼブ水和剤 [14日,3回]600倍
(予・治) ハチハチ乳剤[7日,2回] さび病:1,000倍
(予・治) ラリー水和剤[7日,3回] さび病:2,000倍
(予・治) ポリベリン水和剤[14日,3回] 黒斑病:1,500倍 等
ネギアザミウマ
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
スピノエース顆粒水和剤 [3日,3回] アザミウマ類:2,500~5,000倍、シロイチモジヨトウ:5,000倍
モスピラン顆粒水溶剤 [7日,3回] アザミウマ類:2,000倍
ハチハチ乳剤[7日,2回] 1,000倍 等
シロイチモジヨトウ
発生予想(平年比):-
防除要否:△
使用する薬剤例:
スピノエース顆粒水和剤 [3日,3回] アザミウマ類:2,500~5,000倍、シロイチモジヨトウ:5,000倍
モスピラン顆粒水溶剤 [7日,3回] アザミウマ類:2,000倍
ハチハチ乳剤[7日,2回] 1,000倍 等
【キャベツ】
べと病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) Zボルドー [-,-] 500倍
(予) ダコニール1000 [14日,2回] 1,000倍 等
ハイマダラノメイガ
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
【苗地床灌注】
ジュリボフロアブル [は種時~育苗期後半,1回:灌注] ハイマダラノメイガ、ハスモンヨトウ、ネギアザミウマ :1,000倍(苗地床1㎡あたり2L)
【セル成型育苗トレイ 又は ペーパーポット灌注】
ジュリボフロアブル [育苗期後半~定植当日,1回:灌注] ハイマダラノメイガ、ハスモンヨトウ、ネギアザミウマ:200倍 (セル成型育苗トレイ1箱又はペーパーポット1冊あたり0.5L)
ベリマークSC [育苗期後半~定植当日,1回:灌注] ハイマダラノメイガ、ハスモンヨトウ、アザミウマ類:400倍 (セル成型育苗トレイ1箱又はペーパーポット1冊あたり0.5L)
【育苗期後半又は定植時:粒剤施用】
ダントツ粒剤 ハイマダラノメイガ:[育苗期後半,1回:株元処理] 0.5g/株
又は 、[定植時,1回:植穴処理土壌混和] 1~2g/株
ネギアザミウマ:[育苗期後半,1回:株元処理] 0.5g/株
プリロッソ粒剤 [育苗期後半~定植時,1回:株元散布]
ハイマダラノメイガ:1g/株、アザミウマ類:2g/株
【育苗期~定植後:散布】
プリンスフロアブル [14日,2回] ハイマダラノメイガ、オオタバコガ、ネギアザミウマ:2,000倍
アファーム乳剤 [前日,3回] ハイマダラノメイガ、ハスモンヨトウ:1,000~2,000倍
グレーシア乳剤 [7日,2回] ハイマダラノメイガ、ハスモンヨトウ、オオタバコガ、 アザミウマ類:2,000~3,000倍