本資料は神奈川県農業技術センターで作成された病害虫情報をベースに作成されました。
[防除要否] ◎:追加防除が必要 ○:通常防除 △:必要に応じて防除 ×:防除の必要なし
[使用時期] 「収穫*日前まで」を「*日」に、「収穫前日まで」を「前日」に省略
ウンカ類 (トビイロウンカ )
発生予想(平年比):やや多
防除要否:△
使用する薬剤例:
エミリアフロアブル [7日,2回] 1,000倍
アルバリン又はスタークル粒剤 [7日,3回] 3kg/10a
❖ 収穫までに日数がある場合、株元にトビイロウンカの短翅型成虫 を2~3頭確認したら、防除する。
❖液剤は、株元までかかるよう散布する。
❖斑点米カメムシ類による登熟期までの加害が、斑点米被害の原 因となる。
発生予想(平年比):やや少
防除要否:△
使用する薬剤例:
エミリアフロアブル [7日,2回] 1,000倍
アルバリン又はスタークル粒剤 [7日,3回] 3kg/10a
❖ 収穫までに日数がある場合、株元にトビイロウンカの短翅型成虫 を2~3頭確認したら、防除する。
❖液剤は、株元までかかるよう散布する。
❖斑点米カメムシ類による登熟期までの加害が、斑点米被害の原 因となる。
発生予想(平年比):-
防除要否:-
使用する薬剤例:
❖ 媒介虫であるヒメトビウンカがイネ縞葉枯病ウイルスを保毒する 機会を減らすために、収穫後は次の対策を実施する。
①「ひこばえ」や水田内雑草をすき込む。
②畦畔や休耕田の除草を徹底する。
黒点病
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) ジマンダイセン水和剤 又は ペンコゼブ水和剤
みかん:[30日,4回] 400~800倍
みかんを除くかんきつ:[90日,4回] 600~800倍
❖ 8月下旬に防除した場合は不要である。
かいよう病 (中晩柑類) (予)
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) コサイド3000 [生育期,-] 2,000倍 + クレフノン [-,-] 200倍
(予・治) カスミンボルドー 又は カッパーシン水和剤
みかん:[7日,5回] 1,000倍
みかんを除くかんきつ:[45日,5回] 1,000倍 + クレフノン [-,-] 200倍
❖ 8月下旬に防除した場合は不要である。
❖ 傷口から感染するため、台風通過が予想される場合には予防散 布を行う。
カメムシ類
発生予想(平年比):やや多
防除要否:◎
使用する薬剤例:
アルバリン又はスタークル顆粒水溶剤 [前日,3回] 2,000倍
ロディー乳剤[7日,4回] 2,000倍
チャノキイロ アザミ ウマ
発生予想(平年比):やや少
防除要否:○
使用する薬剤例:
アルバリン又はスタークル顆粒水溶剤 [前日,3回] 1,000~2,000倍
ロディー乳剤[7日,4回] 2,000倍
ミカンハダニ
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
ダブルフェースフロアブル [前日,1回] 2,000~3,000倍
☞ ダブルフェースは混合剤。総使用回数に注意する。
❖8月下旬に防除した場合は不要である。
ミカンサビダニ
発生予想(平年比):多
防除要否:○
使用する薬剤例:
ダブルフェースフロアブル [前日,1回] 2,000~3,000倍
☞ ダブルフェースは混合剤。総使用回数に注意する。
❖ 8月下旬に防除した場合は不要である。
黒星病
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) オキシラン水和剤 [3日,9回] 500~600倍 等
☞ オキシランは混合剤。総使用回数に注意する。
❖ 秋の降雨により、来年の芽に感染し越冬するので、発病園では 必ず9月下旬~10月上旬に防除を行う。
うどんこ病
発生予想(平年比):やや多
防除要否:△
使用する薬剤例:
(予・治) オンリーワンフロアブル [前日,3回]2,000倍
カメムシ類
発生予想(平年比):やや多
防除要否:△
使用する薬剤例:
ダントツ水溶剤 [前日,3回] 2,000~4,000倍
べと病
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) Zボルドー [-,-] 500~800倍 + クレフノン [-,-] 100倍 等
❖ り病葉は園外に持ち出し埋める。
カメムシ類
発生予想(平年比):やや多
防除要否:◎
使用する薬剤例:
モスピラン顆粒水溶剤 [前日,3回] 2,000~4,000倍
テルスターフロアブル [3日,2回] 3,000~6,000倍
ハマキムシ類 (チャハマキ 、チャノコカクモ ンハマキ )
発生予想(平年比):並
防除要否:△
使用する薬剤例:
ファルコンフロアブル[7日,2回]
チャハマキ:4,000倍
チャノコカクモンハマキ:4,000~8,000倍
フェニックスフロアブル [7日,1回] 2,000倍
葉かび病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) インプレッションクリア [発病前~発病初期,-] 1,000倍
(予) ダコニール1000 [前日,4回]1,000倍
(予・治) ベルクートフロアブル [前日,3回] 2,000~4,000倍
❖ 葉かび病・すすかび病は多湿条件下で発病しやすいため、換気 を行う等、多湿にならないよう管理する。
❖ 多発すると防除効果が劣るため、発病初期の薬剤散布に努める。
すすかび病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) ダコニール1000 [前日,4回]1,000倍
(予・治) ベルクートフロアブル [前日,3回] 2,000~4,000倍
❖ 葉かび病・すすかび病は多湿条件下で発病しやすいため、換気 を行う等、多湿にならないよう管理する。
❖ 多発すると防除効果が劣るため、発病初期の薬剤散布に努める。
うどんこ病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) インプレッションクリア [発病前~発病初期,-] 1,000~2,000倍
(予) ダコニール1000 [前日,4回]1,000倍
(予・治) ベルクートフロアブル [前日,3回] 2,000~4,000倍
❖ 葉かび病・すすかび病は多湿条件下で発病しやすいため、換気 を行う等、多湿にならないよう管理する。
❖ 多発すると防除効果が劣るため、発病初期の薬剤散布に努める。
コナジラミ類( タバココナジラミ )
発生予想(平年比):並
防除要否:
使用する薬剤例:
アルバリン 又は スタークル顆粒水溶剤 [前日,2回] 2,000~3,000倍
チェス顆粒水和剤 [前日,3回] 5,000倍
モベントフロアブル[前日,3回]2,000倍
ウララDF [前日,3回] アブラムシ類:2,000~4,000倍、 コナジラミ類、ミカンキイロアザミウマ:2,000倍
カスケード乳剤 [前日,4回] 4,000倍
エコピタ液剤 [前日,-] 100~200倍等
アブラムシ類
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
チェス顆粒水和剤 [前日,3回] 5,000倍
モベントフロアブル[前日,3回]2,000倍
ウララDF [前日,3回] 2,000~4,000倍
エコピタ液剤 [前日,-] 100倍 等
アザミウマ類
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
スピノエース顆粒水和剤 [前日,2回] 5,000倍
モベントフロアブル[前日,3回]2,000倍
ウララDF [前日,3回] アブラムシ類:2,000倍
カスケード乳剤 [前日,4回] 2,000倍
❖ ウイルス病の感染を防ぐためにも、定植初期の害虫防除が重要 である。
❖ 施設開口部(出入口、天窓等)には、目合い0.4㎜以下の防虫ネッ トを展張し、害虫の侵入防止に努める。なお、赤色防虫ネット(ク ロスレッド)はより高い防虫効果が期待できる。
❖ 施設内外の雑草は、害虫の発生・増殖源になるため、除草を徹 底する。
❖ 黄色・青色粘着板を設置し、害虫の発生消長を把握する。
❖ ウイルス病発病株は抜き取り、施設外に持ち出し、土中に埋める など適切に処分する。
べと病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) ダコニール1000 [前日,8回] 1,000倍
(予) ジマンダイセン水和剤又はペンコゼブ水和剤 [前日,3回] 600~800倍
(予・治) ハチハチ乳剤 [前日,2回] 1,000倍
(予・治) ベトファイター顆粒水和剤 [前日,3回] 2,000~3,000倍
☞ ベトファイターは混合剤。総使用回数に注意する。 等
❖ 多湿状態で施設を閉め切ると病気が蔓延するので、午後は換気 に努める。
うどんこ病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) ダコニール1000 [前日,8回] 1,000倍
(予) インプレッションクリア [発病前~発病初期,-] 1,000~2,000倍
(予) ボタニガードES [発病前~発病初期,-] 1,000倍
(予・治) ハチハチ乳剤 [前日,2回] 1,000倍
(予・治) ベルクートフロアブル [前日,7回] 2,000 倍
(予・治) パンチョTF顆粒水和剤 [前日,2回] 2,000倍
☞ パンチョは混合剤。総使用回数に注意する。
❖ 多湿状態で施設を閉め切ると病気が蔓延するので、午後は換気 に努める。
褐斑病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) ダコニール1000 [前日,8回] 1,000倍
(予) ジマンダイセン水和剤又はペンコゼブ水和剤 [前日,3回] 600倍
(予・治) ハチハチ乳剤 [前日,2回] 1,000倍
(予・治) ベルクートフロアブル [前日,7回] 2,000 倍
❖ 多湿状態で施設を閉め切ると病気が蔓延するので、午後は換気 に努める。
アブラムシ類
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
ハチハチ乳剤 [前日,2回] 1,000~2,000倍
コルト顆粒水和剤 [前日,3回] 4,000倍
アルバリン又はスタークル粒剤[生育期(但し14日),1回,株元散布]1g/株
ボタニガードES [発生初期,-] 1,000倍 等
コナジラミ類
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
ハチハチ乳剤 [前日,2回] 1,000~2,000倍
コルト顆粒水和剤 [前日,3回] 4,000倍
アルバリン又はスタークル粒剤[生育期(但し14日),1回,株元散布]1g/株
ボタニガードES [発生初期,-] 500倍、アザミウマ類:500~1,000倍 等
アザミウマ類 (ミナミキイロ アザミウマ )
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
ハチハチ乳剤 [前日,2回] 1,000~2,000倍
スピノエース顆粒水和剤 [前日,2回] アザミウマ類:5,000倍
アファームエクセラ顆粒水和剤 [前日,2回] ミナミキイロアザミウマ:1,500倍
☞ アファームエクセラは混合剤。総使用回数に注意する。
コルト顆粒水和剤 [前日,3回] アブラムシ類、コナジラミ類:4,000倍
カスケード乳剤 [前日,4回] ミナミキイロアザミウマ:2,000~4,000倍
アルバリン又はスタークル粒剤[生育期(但し14日),1回,株元散布] アブラムシ類、コナジラミ類:1g/株
ボタニガードES [発生初期,-] アブラムシ類:1,000倍 コナジラミ類:500倍、アザミウマ類:500~1,000倍 等
❖ ウイルス病の感染を防ぐためにも、育苗期から定植初期の害虫 防除が重要である。
❖ 施設開口部(出入口、天窓等)には、目合い0.4㎜以下の防虫ネッ トを展張し、害虫の侵入防止に努める。なお、赤色防虫ネット(ク ロスレッド)はより高い防虫効果が期待できる。
❖ 施設内外の雑草は、害虫の発生・増殖源になるため、除草を徹 底する。
❖ 近年、抑制キュウリで黄化えそ病の発生が増加傾向にあるため、 青色粘着板を設置し、アザミウマ類の発生消長を把握すると良 い。
❖ ウイルス病発病株は抜き取り、土中に埋めるなど適切に処分する。
炭疽病
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
【育苗期】
(予) タフパール [育苗期~前日,-] 2,000~4,000倍
(予) オーソサイド水和剤80 [30日,3回] 800倍
(予・治) ファンタジスタ顆粒水和剤 [前日,3回] 2,000倍
【育苗期:土壌灌注】
(予・治) ベンレート水和剤 [育苗期,3回,灌注] 500倍、50~100ml/株 等
❖ 発病した株へ薬剤を散布しても効果は期待できないので、発病 株とその隣接株は速やかに処分する。
❖ タフパールは、有効成分が植物体に定着するために、散布後、 半日程度湿度を保つ必要があるので、夕方散布するとよい。
うどんこ病
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) タフパール [発病前~発病初期,-] 2,000~4,000倍
(予) インプレッションクリア [発病前~発病初期,-] 1,000~2,000倍
(予) サンヨール [前日,6回] 500~1,000倍
(治) エコピタ液剤 [前日,-] 100倍
(治) サンクリスタル乳剤 [前日,-] 300~600倍
(予・治) ショウチノスケフロアブル [前日,2回] 2,000倍
☞ ショウチノスケは混合剤。総使用回数に注意する。
(予・治) ベルクートフロアブル [前日(生育期),5回] 2,000~4,000倍
(予・治) ハチハチフロアブル [1番花の開花まで,1回] 1,000倍 等
❖ 8月の気象条件は本病に好適であったため、発生が見られた場 合は防除を徹底する。
❖ 高温期には、白い粉状の病斑が見られず、赤紫色の壊死斑とな るが病原菌は生存している。
❖ 本圃に発病株を持ち込まないよう、壊死斑も含めて発病葉をでき るかぎり除去し、防除を徹底する。
❖ タフパールは、有効成分が植物体に定着するために、散布後、 半日程度湿度を保つ必要があるので、夕方散布するとよい。
❖ ハチハチは天敵(カブリダニ類)に対して40日程度影響がある。
アブラムシ類
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
ベリマークSC[育苗期後半~定植当日,1回] 灌注:1,000倍,25~50ml/株
モスピラン粒剤 [定植時,1回] 植穴土壌混和:0.5~1g/株 又は 株元散布:0.5g/株
ハチハチフロアブル [1番花の開花まで,1回] 1,000倍 等
ハスモンヨトウ
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
コテツフロアブル [前日,2回] 2,000倍
アニキ乳剤 [前日,3回] 2,000倍 等
ハダニ類
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
モベントフロアブル[育苗期後半~定植当日,1回] 灌注:500倍,50ml/株
コテツフロアブル [前日,2回] 2,000倍
エコピタ液剤 [前日,-] 100倍
サンクリスタル乳剤 [前日,-] 300~600倍 等
❖ 本圃に持ち込まないよう防除を徹底する。
❖ モベントは天敵(カブリダニ類)に対して45日程度影響がある。
うどんこ病
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
(治) サンクリスタル乳剤 [前日,-] 300~600倍
(予・治) パレード20フロアブル [前日,3回] 2,000~4,000倍
(予・治) スコア顆粒水和剤 [前日,3回] 2,000倍 等
❖ 台風通過後は茎葉の傷みや多湿により病害の発生が助長され るため、天候が回復したら速やかに殺菌剤を散布する。
アザミウマ類 (ミナミキイロ アザミウマ 、ミカンキイロ アザミウマ )
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
アファーム乳剤 [前日,2回] 2,000倍
コテツフロアブル [前日,4回] 2,000倍
ファインセーブフロアブル [前日,3回] 1,000~2,000倍 等
オオタバコガ ハダニ類
発生予想(平年比):やや少
防除要否:○
使用する薬剤例:
アファーム乳剤 [前日,2回] 2,000倍
マッチ乳剤 [前日,4回] 2,000倍
アクセルフロアブル [前日,3回] 1,000~2,000倍 等
ハダニ類
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
コテツフロアブル [前日,4回] 2,000倍
マイトコーネフロアブル [前日,1回] 1,000倍
サンクリスタル乳剤 [前日,-] 300~600倍 等
チャノホコリダニ
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
コテツフロアブル [前日,4回] 2,000倍
サンクリスタル乳剤 [前日,-] 300~600倍 等
さび病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) ダコニール1000 [14日,3回] 1,000倍
(予・治) ベルクート水和剤 [30日,3回] 2,000倍
黒斑病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) ダコニール1000 [14日,3回] 1,000倍
(予・治) ベルクート水和剤 [30日,3回] 2,000倍
(予・治) ロブラール水和剤 [14日,3回] 1,000~1,500倍
❖ 台風通過後は茎葉の傷みや多湿により病害の発生が助長され るため、天候が回復したら速やかに殺菌剤を散布する。
❖ 窒素の過不足は病害の発生を助長するので、適切な肥培管理 を行う。
❖ 発生初期から定期的に防除する。
❖ 薬剤散布の際は、固着性のよい展着剤を必ず加用する。
ネギアザミウマ
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
プリロッソ粒剤 [前日,3回] 株元散布:6kg/10a
グレーシア乳剤 [7日,2回] 2,000~3,000倍
シロイチモジヨトウ
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
グレーシア乳剤 [7日,2回] 2,000~3,000倍
アクセルフロアブル [前日,2回] 1,000倍 等
べと病
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
(予) Zボルドー [-,-] 500倍
(予・治) リドミルゴールドMZ [30日,3回] 1,000倍 等
☞ リドミルゴールドMZは混合剤。総使用回数に注意する。
❖ 台風通過後は茎葉の傷みや多湿により病害の発生が助長され るため、天候が回復したら速やかに殺菌剤を散布する。
❖ Zボルドーで薬害が懸念される場合は、クレフノン(100~200倍)を 加用する。
ハイマダラノメイガ (ダイコン シンクイムシ)
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
【苗地床灌注】
ジュリボフロアブル [は種時~育苗期後半,1回:灌注]1,000倍(苗地床1㎡あたり2L)
☞ ジュリボは混合剤。総使用回数に注意する。
【セル成型育苗トレイ 又は ペーパーポット灌注】
ジュリボフロアブル [育苗期後半~定植当日,1回:灌注] 200倍 (セル成型育苗トレイ1箱又はペーパーポット1冊あたり0.5L)
☞ ジュリボは混合剤。総使用回数に注意する。
ベリマークSC [育苗期後半~定植当日,1回:灌注] 400倍 (セル成型育苗トレイ1箱又はペーパーポット1冊あたり0.5L)
☞ ベリマークSCはプリロッソと同じ成分のため、定植時まで の処理はどちらか1回とする。
【育苗期後半又は定植時:粒剤施用】
ダントツ粒剤 [育苗期後半,1回:株元処理] 0.5g/株 又は 、[定植時,1回:植穴処理土壌混和] 1~2g/株
プリロッソ粒剤 [育苗期後半~定植時,1回:株元散布] 1g/株
☞ プリロッソはベリマークSCと同じ成分のため、定植時まで の処理はどちらか1回とする。
【育苗期~定植後:散布】
エスマルクDF [発生初期(但し、前日),-] 1,000倍
ディアナSC [前日,2回]2,500~5,000倍
ハスモンヨトウ
発生予想(平年比):やや多
防除要否:○
使用する薬剤例:
【苗地床灌注】
ジュリボフロアブル [は種時~育苗期後半,1回:灌注]1,000倍(苗地床1㎡あたり2L)
☞ ジュリボは混合剤。総使用回数に注意する。
【セル成型育苗トレイ 又は ペーパーポット灌注】
ジュリボフロアブル [育苗期後半~定植当日,1回:灌注] 200倍 (セル成型育苗トレイ1箱又はペーパーポット1冊あたり0.5L)
☞ ジュリボは混合剤。総使用回数に注意する。
ベリマークSC [育苗期後半~定植当日,1回:灌注] 400倍 (セル成型育苗トレイ1箱又はペーパーポット1冊あたり0.5L)
☞ ベリマークSCはプリロッソと同じ成分のため、定植時まで の処理はどちらか1回とする。
オオタバコガ
発生予想(平年比):やや少
防除要否:○
使用する薬剤例:
【育苗期~定植後:散布】
エスマルクDF [発生初期(但し、前日),-] 1,000倍
ディアナSC [前日,2回]2,500~5,000倍
ネギアザミウマ
発生予想(平年比):-
防除要否:○
使用する薬剤例:
【苗地床灌注】
ジュリボフロアブル [は種時~育苗期後半,1回:灌注] 1,000倍(苗地床1㎡あたり2L)
☞ ジュリボは混合剤。総使用回数に注意する。
【セル成型育苗トレイ 又は ペーパーポット灌注】
ジュリボフロアブル [育苗期後半~定植当日,1回:灌注] 200倍 (セル成型育苗トレイ1箱又はペーパーポット1冊あたり0.5L)
☞ ジュリボは混合剤。総使用回数に注意する。
ベリマークSC [育苗期後半~定植当日,1回:灌注] 400倍 (セル成型育苗トレイ1箱又はペーパーポット1冊あたり0.5L)
☞ ベリマークSCはプリロッソと同じ成分のため、定植時まで の処理はどちらか1回とする。
【育苗期後半又は定植時:粒剤施用】
ダントツ粒剤 [育苗期後半,1回:株元処理] 0.5g/株
プリロッソ粒剤 [育苗期後半~定植時,1回:株元散布] 2g/株
☞ プリロッソはベリマークSCと同じ成分のため、定植時まで の処理はどちらか1回とする。
【育苗期~定植後:散布】
ディアナSC [前日,2回]2,500~5,000倍
アブラムシ類
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
【は種時:粒剤施用】
アクタラ粒剤5 [は種時,1回:作条混和] 4kg/10a
プリロッソ粒剤 [は種時,1回:播溝土壌混和] 6kg/10a
【発芽後:散布】
ダントツ水溶剤[7日,2回]2,000~4,000倍 等
❖ 生育初期の寄生により、CMV等のモザイクウイルスが媒介され やすいため、生育初期の防除を徹底する。
ハイマダラノメイガ (ダイコン シンクイムシ )
発生予想(平年比):並
防除要否:○
使用する薬剤例:
【は種時:粒剤施用】
プリロッソ粒剤 [は種時,1回:播溝土壌混和] 6kg/10a
【発芽後:散布】
アニキ乳剤[3日,3回]1,000~2,000倍
アクセルフロアブル [7日,2回]:1,000~2,000倍
プレバソンフロアブル5 [前日,3回]:2,000倍 等